同窓生寄稿文

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 このたびの創立50周年記念を迎えられましたことを,心からお祝い申し上げます。
 私が2期生で入学当初は池に杭を打ち込む作業を横目に教育を受けていました。校舎の未完成・外構も未完成で、活動範囲も限られての条件下、のんびりとした校風でゆったり、まったり生活全般を過ごしていました。50年がたち、校舎が古くなった分、その蓄積が生徒を包み今の校風があるのです。
 さて今日、コロナ感染症による生活習慣の変化、ロシア・ウクライナ情勢によるわが国での様々な変容過程への関わり、身近には、いじめの問題や神戸の事件などが大きな社会問題となっています。この問題は,今の日本の教育の在り方を問いるように感じるとともに、教育を学校のみで考えるのではく、家庭・地域社会がもっと手を取り合って行うように示唆しているように思われます。また、知識偏重の教育ではなく、体験的な教育を通して心豊かな生徒の育成が求められています。これからの教育は、「ゆとり」の中で「生きる力」をはぐくむことを大きな目的としています。教育方針も人間尊重の精神を基調として個性豊かな人間の育成を図ることを目標に掲げておりますが、その手だてとして、一人一人の能力・適性に応じた教育を実現しようと,生徒に選択の機会を拡大する努力が行われています。この努力義務については、各教員を中心としたマンパワーはもとより、生徒教員を支える、社会全体のチームワークがとても大切で、そのエネルギーを沢山集めることが出来るかが、今後の当校にとても大切で同窓会も、この役割を担う使命で活躍中です。今後は激動する世の中で如何に舵をとり、世にはばたくか、微力でも支援できればと歩んでいます。
 私は看護師で、岸和田で、訪問看護を行っています。見学等興味のある方は連絡お待ちしています。
以上

2期生 宮下